新幹線
- チップ
- 2022年7月12日
- 読了時間: 3分
ポツポツと新幹線に乗る機会も増えてきた。
自分は決して派手な支出をする方ではないと思うが、公共移動手段には惜しまない。
プレミアムを払う座席にはそれなりの快適さが高い確率で保証される。グリーン車で言えば広い座席は元より、隣席に人が来る可能性も相当に低いので、この時代には有難い環境と言える。それに加えてグリーン車両は団体や子供が使う可能性も低いので、静かな環境で過ごすことが出来る。これが自分の中ではまあまあのポイントだ。
先日、東北新幹線に乗車した。
東北新幹線は東海道新幹線に比べると本数が少なく、グリーン車でも隣席が埋まることが多い。そこで一段奮発してグランクラスをチョイス。一人席なので絶対に隣は来ない。
。。。が、通路を挟んだ向かいのオヤジ。上野から乗り込むやいなや大声で「あ、お姉さん、ビールとワイン両方持ってきて」
グランクラスは軽食が出る他、各種アルコールが飲み放題なのだ。でもオッサン、まだ朝の9時前だよ。。その後も驚きのスピードで日本酒やら何やらをおかわりし続けていた(少なくとも盛岡まで)。何してる人なのか知らんが、このバイタリティで成功しとるんやろね。。それはともかく、今回書きたいメインはこれではない。
車内放送である。
出発直後からそれは始まる。「毎度ご乗車ありがとうございます。この電車は東京発。。」まあこの辺りは受け入れられる。「途中の停車駅到着時間を。。」うーん、まあ切符に書いてあるけど一応ね。「新型コロナウイルス感染防止のため車内ではマスクを。。」まあこの時代は一応言っておきますか。「座席のリクライニングをご使用の際は後ろの。。」うん、まあマナーですかね。定型文の放送が延々と続く。
「この電車の8号車はビジネス車両としてリモートワーク可能な。。」あ、そうなの。宣伝だよね。放送の必要あるのかな。「車内販売のご案内です、仙台名物萩の月、、」いや現地に腐るほど売ってますから。もういいでしょう。
「5号車4列B席のお客様に申し上げます。この座席は電気系統の故障のため使用出来なくなりましたので5号車8列C席をご使用願います。お近くの乗務員に。。」それは個別にやってくれよ!その付近でスタンバってればいいじゃん。
「7号車11列A席のお客様に申し上げます。この座席は汚れてしまっているため、7号車11列D席をご使用。。」だから!それは個別に、っていやそれ以前に「汚れて」って何?!落ちないの?もんじゃなの?
くつろげない。出発から15分ほど延々と各種説明が行われた。到着時も10分以上前から「時間通り行け着きそうです」だの「お乗り換えのご案内を、、仙北線は6番ホームから。。」いや乗らねーし、「お出口は右側で、、」そしてこの辺りは英語でもダブルでご案内。そもそも散々日本語で喋った後に、大した間もなく同じリズムで英語喋っても外国人気付かないよ。。気付いたとしたらそれ日本語ペラペラな人だから。。
私は盛岡で降りたのだが、その直前にはダメ押しで「ご乗車ありがとうございました!またのご利用を。。」とお姉さんが車両全体に響き渡る声でライブのごあいさつ。「サービスとは何か」を考えさせられた。
昔東海道新幹線にはサイレント車両みたいなのがあったような気がするが、なくなったのだろうか。到着など必要最低限なことしか聞こえないヤツ。あれ需要があったから導入したと思うのだが、それはマイノリティだったのか。
コメント