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海外旅行

  • 執筆者の写真: チップ
    チップ
  • 2022年1月10日
  • 読了時間: 3分

数えていないが大体50回くらい行っているだろうか。


しかしながら元々は海外旅行にまったく興味がなかった。

英語云々ではなく飛行機が嫌いだからだ。「あんな重いモンが、、」という王道の理由もあるが、それ以上にあの劣悪な居住空間。

私は体が長めで、おまけに姿勢が悪いためあのピッチに身を収めることが大変困難である。国内で1時間程度の搭乗なら何とか我慢出来るが、10時間とかはとても無理。大学の卒業旅行にも行かず、社会に出るまで海外旅行の操を守り通してきた。


しかしジャーディンに出向していた頃、その時はやってきた。いくら日本法人は駅前にあっても本部は香港。時はバブルの余韻もあり、「日本の社員のミナサーン、本場香港にご招待シマース!」という迷惑なお達しが来た。仮病で逃れようとも思ったが難しく、フライトが3-4時間ということもあって「はじめてのかいがいりょこう」を経験することになった。


。。。何か、本当に嫌だったせいか殆ど覚えていない。香港に興味もなく、心をカラにして時の過ぎ行くままにこの身を任せた♪。帰りのフライトが日本に近づいた時、心の底からホッとしたことだけが記憶にある。

2回目はこれまた回避が難しい新婚旅行。しかも旅先がタヒチだったので飛行時間は前回の比ではない。これもフライト中の記憶は定かでない、、と言いたいところだが、実際は帰りの機中で妻の具合が悪くなり大変であった。幸い空いていたためシート1列を使って横にならせてもらったが、外国人クルーとの懸命のやりとりなどもせねばならず、心身ともボロボロになった。


そうして海外旅行への好感度は高まらぬままだったが、初めてハワイへ行った時に最初の転機を迎えた。ハワイ自体は何ということもなかったのだが、偶然帰りのフライトがアップグレードされたのだ。まあ当時のノースウエストのビジネスクラスだったのでそこまでゴージャスではなかったが、それでもアルコール飲み放題、頻尿にも優しい出入り簡単なゆったりとしたピッチなどの待遇に歓喜した。


そして次の転機が忘れもしない2003年、SARSが猛威をふるい渡航が急減する中で決行した初めてのラスベガス訪問である。ロスアンゼルス経由でトランジット含めて10時間余り、「アメリカの国内線に乗り換える」という難ミッションも相まって最後まで行くかどうか迷っていたのだが、マッカラン空港に降り立った瞬間、自らの細胞が「カッ」と開いた感じがした。ゲートを出た瞬間からスロットの島々がお出迎え。それらの間を縫いながらターミナルを歩く脚は雲の絨毯を歩くようだった。ベガスでの楽しみについては長くなるのでまたの機会に譲る。


とにかく自分にとってラスベガスは「世界で一番行きたい場所」となり、そこから様々な国のカジノを訪れることで海外旅行は苦行から愉悦へと変貌した。改めて調べると、世界ではカジノのない国を探す方が難しいほどであり、まだまだ行き先には事欠かない。


そういうことで海外旅行は続く訳だが、旅の終わりに毎回必ずほっとする瞬間がある。それは帰りのフライトで日本の新聞を開く時だ。いくら楽しい日々を送っても、しばらく日本語から離れているとそれなりの飢餓感が醸成されている。そんな時に日本語でスポーツや経済のニュースをゆっくりと活字で読む。至福の時だ。ああ新聞に幸あれ(ん?)


 
 
 

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