決算説明会(1)
- チップ
- 2022年4月11日
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前にも触れたが、今では当たり前の決算説明会もその始まりは1990年代と記憶している。
延べ何千回と出席した決算説明会。最近はオンラインが多く味気ないが、今まで経験した中から印象に残っているシーンについて書き記しておきたい。
とは言うものの、多くの説明会は退屈だ。
全体1時間程度の想定で、まず会社側からの説明。15分以内で済ませてくれるのは少数派で、大体が30分程度。我慢が効く限界の長さだ。というのも多くは資料の数字や原稿の棒読みで、つまらないことこの上ない。その後に質疑応答が行われ、一流アナリスト様中心に会社とのやりとりがなされるが、これもまた聞くに堪えないものが多い。1時間以上ダラダラとした問答が繰り返されることもあり、私の早退率は夢の4割台に届いてたと思う。
そんな中での先ずは会社側のいくつかを。
九州の家具HC大手○フコ。当時80歳手前の社長は、副社長に説明を任せていたが開始10分もするとモゾモゾし始め、間もなく大勢の出席者が見守る中よろよろとトイレへ。1時間のミーティング中、後半にもう一回。今となっては気持ち、わかるが。
大手家電○マダ。あるアナリストがレポートで会社側会計の不審点を指摘。毒舌創業者は激高、説明会冒頭で10分に渡りこれを名指しで糾弾(アナリスト本人出席)。その後しばらくしてそのアナリストは業界から消えた。因みその方の名前も切ない〇マダさん。
「すごい社長」でおなじみの○トリ。個人的に「私の履歴書」最高面白賞を授けているが、リアルも最高。質疑応答で出席者の厳しい質問に口ごもる専務の太ももを横からボールペンの先で突きまくり。子供か。投資家側か。
説明中ではないが驚いたのが北陸ドラッグストアの〇ンキー。まだ成長前で参加者も極めて少なかった頃だが、会場受付に行くと無愛想なおっさんが一人で対応(大体は複数のお姉さん)。着席し開始を待っていると、そのおっさんがマイクやモニターなどの設営チェック。そして時間になるとそのおっさんが司会になり開会。「えー、それでは始めます。私は社長の藤永です」。閉会後はもちろん撤収作業をお一人で。感動。
まだあったと思うが会社側の説明はこれくらいにして、次回は出席者側の応答へ。
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